毎天在上海
数度目の中国勤務になりました。今回は初めての上海です。上海での毎日を思いつくまま。
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“箸家”でオムライス
今日はスッキリとした快晴。でも、空気はずいぶんひんやりしてきました。やっと秋がやってきた感じ。街路樹のプラタナスから数枚葉っぱが落ちています。
フリーペーパーに掲載されていて、一度行ってみたかった箸家に行って来ました。ホテルの1階にあって、ガラス張りの店内は明るく、店員さんの制服も可愛くていい感じ。ちょっと高級な日本の正しい洋食屋さんです。単身日本人が頼りにしているらしく、ひっきりなしに、お一人様の男性客がやってきます。家族連れも多く、席数はそんなにないので、すぐに座れた私はラッキーでした。
ランチは週替わりのハンバーグやオムライスやパスタ、フライがあって、迷った挙句、デミグラスソースのかかったオムライスセットにしました。
ランチにはサラダとスープが付いています。
オムライスはこんな感じ。トビっきりではありませんが、普通に美味しいです。週替りのハンバーグは月見ハンバーグ、そっちの方がよかったかなぁ。上海がよいのはこういう日本人が普通に入れるレストランが多いことですね。お寿司屋さんや日本食屋さんも北京とは比べ物にならないくらい数が多く、レベルが高い。ここもお昼間はカジュアルなのですが、夜は立派な西洋レストランになるみたいです。
途中でぞろぞろ中国人の7、8人の団体さんが入ってきました。メニューがよく分からないってことで、全員パスタセットを注文していました。日本にやってきた中国人観光客の雰囲気です。・・・上海なのにネ。
帰りに予約していたSBC(上海ビューティーセンター)へ。1時間半ほど、ゆったりとリラックスしながら弄ってもらって、顔がすっかりピカピカ、テカテカになりました。
正しい上海の週末です。
近所の中華レストラン“路道”
店は安いホテルの1階にありました。宿泊客なんかもここで食べているみたい。
となりのテーブルは色とりどりの衣装に身を包んだ一団がいます。全員が中高年で、男女半々ぐらい。舞台の役者とも思えないし、太極拳とかの武芸の演舞をする人かなぁ。最後の麺が遅いみたいで、騒いでいます。
烤麸とジャガイモとピーマン炒め。
四川風とり軟骨から揚げ。
うーん、やっぱり私が注文すると居酒屋メニューになってしまう。店員さんは正しく中国風で愛想なし。私がメニューを見ている間、横で腕組みをして見下ろしています。・・・。それでも、私が本を読んでいると、“それは日本の本ですか?”と興味を示しました。日本語の本は縦書きなので珍しいのです。それからは結構丁寧にサービスしてくれます。こんなご時勢ですが、日本好きなのかなぁ。
最後に小籠包を注文。これは大衆点評でお薦めでした。見るからに手作り感があります。味は・・・なぜか枝豆味。皮がちょっと厚くてモチモチ感もあり・・・。でも、まぁ、びっくりするほど美味しいってことはなかったです。
残念ながら、もう来ないかな。
それから二胡のレッスンへ。実は、先日帰任日が決まりました。12月中旬です。
二胡の先生に、帰任のことを話すと、来週から1回につき2コマのレッスンにしましょう、ということに。12回分ぐらいの授業料を前払いで収めているのです。こないだ延長更新をしたばかりで、まだ丸々残っているのですね。12月末に予定されていた発表会も不参加に。“賽馬”の練習を始めていたのですが。先生にできるだけ曲を覚えたいとお願いし、“月夜”を練習することになりました。二胡っぽいゆったりとした曲です。わーい、ちょっとうれしい。頑張って練習します。
後、1ヵ月ちょっとで帰国です。それまで存分に上海生活を満喫しなくちゃ。
加藤嘉一さん
日本から有名な中国研究の先生が北京に来ていて、夜食事をするからと、人伝にお誘いいただいて参加した居酒屋での飲み会に彼も来ていました。中国研究の先生は結構過激なご意見の持ち主らしいのですが、鋭い眼光とユーモアたっぷりのお話しで非常に刺激を受けたことを覚えています。加藤さんはたぶん一番年下だったこともあるのか、ずいぶんこまごまとした下働きをしてくれて、マメな人だなぁ、という感じでした。彼は当時からメディアで自分の意見を言いたいと言っていたと思います。その後、NHKで、中国人の若者と日本人の若者が討論し合うという番組に出ていて、へぇーっと思っていました。
それから、“中国で一番有名な日本人”というキャッチで日本でも注目されるようになっていく彼ですが、最初の頃の謙虚さは忘れてしまって、メディアでの発信力をパワーアップしたかったのかしら・・・。微博でもかなり批判がでています。彼自身についてはもちろんですが、中国のメディアがなんで騙されたのかとか学歴主義、森口氏のこと、北京大学は卒業したそうだが東大とどっちがレベルが上?とか・・・。
残念だけど、また中国や日本のメディアで復活するのはしんどいかなぁ。
“老妈米線”でアツアツ過橋米線
オープンなフードコートの中で区切られたスペースにあるお店なのだけど、結構人がいっぱい。麺はもちろん、お魚料理が有名みたい。私はもちろん米線とビールです。過橋米線は雲南が有名です。昔、科挙の試験を受ける夫が集中できるよう家から橋を渡った離れで勉強をしていた時、妻が夜食にと運んだ料理で、橋を越えて運んでもアツアツで食べられるようにスープの表面に油を張った具材盛りだくさんの麺です。中に入れる具材で値段が決まっています。アツアツスープに順番に具財を投入していくのが面白いのだけれど、ここのはスープの中に具材を入れ、煮込んだ状態で出てきました。
この状態でも結構いい出汁が出ています。塩味でちょっと酸味があります。
こちらがスープに投入する米線です。日本のビーフンを思い浮かべていると、一瞬たじろぎます。一見うどんですが、コシはもちろん全然ありませんし、味はビーフンです。伊勢うどんっぽいですが、ふにゃふにゃでもなく、食感もビーフンです。
米線を投入するとこんな感じ。下に具材が沈んでいるので、よくかき回さないといけません。
スープは出汁が出ているし、熱々で美味しい!キレイな奥さんが毎日外から橋を渡って運んでくれると思うと、勉強もはかどります。
過橋米線は、中国では結構ファストフードのお店を見かけます。日本でも結構流行るんじゃないかな。
荷物が・・・
知り合いからぜひ会ってほしいという人を紹介され、時間がないと言うと、空港まで車で送ってくれるので、その車の中で話しをして欲しいとのこと。結局断わり切れず、空港まで送ってもらいました。・・・で、帰り際、お土産に棗の箱づめをいただいたのはよかったのですが、それがすごく重い。・・・結局、棗を機内に持ち込んで、他の荷物はカウンターに預けました。
20時出発の飛行機が、結局出たのは21時過ぎ。上海に着いたら23時。ターンテーブルでじっと待っていたのですが、私の荷物だけ出てきません。バゲージクレームのところに行くと、“あなたの荷物はまだ北京です。明日の朝一番の飛行機で上海に着きますので、家までお届けします。昼ぐらいになります”・・・。何でやねん?まずは”申し訳ございません”やろが!と心の中で毒づきながら、棗の箱を持って帰ってきました。
・・・荷物が出てこなかったことで一番の痛手は、化粧品がないこと。・・・外に出られないではないですか!コンタクトケースもメガネもない。
たまたま今朝は家で用事があったので、会社へは午後からの出社。・・・でも荷物が届くのはギリギリだと思うし、近所のワトソンズでファンデーションだけでも買わないと。そう言えば、以前、北京発ウランバートル行きの飛行機で荷物が出てこなかった時も、まずはファンデーションでした。あぁ、面倒くさいなぁ。