毎天在上海

数度目の中国勤務になりました。今回は初めての上海です。上海での毎日を思いつくまま。

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芋Ｑ

昨日エステの帰り道に芋貴人にちょっと寄ってみました。オーダーを言うだけですごい行列。
テイクアウトで注文しました。

上に載っているアイスクリームは、なんと言うのか全く甘くなく、漢方の味がします。すっきりと言うか、穏やかと言うか・・・。
多分これが、芋Ｑ。

この白い奴ですね。食感で言うと、白玉ですか・・・。もっと噛み応えがあるのが、この黄色い奴です。

これは金色芋が元になっているお団子？

何が出てくるか結構ドキドキの楽しい瞬間でした！

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人民公園Kathleen's 5でランチ

日曜日の朝、会社のメールをチェック。特に急ぎでフォローする案件はないみたい。うーん、上海に来て一度もやっていなかったけど、今日はエステでも行こう！と、人民広場のエステを予約しました。

人民広場でお昼を食べてからと思い、地下鉄で人民広場駅へ。地下はこんな感じのモールが広がっています。日本の地下街と一緒ですね。

上海に来る前に買ったガイドブックに載っていた、駐在員も唸る家庭料理が売りの日本食屋を目指したのですが、なんと店仕舞いしたとか。上海の日本食は競争が厳しいし、やめちゃったか、別の場所に引越したんだろうな・・・。

・・・で、途中来る時に見かけた“Ｋ‘ｓ５”に行くことにしました。

上海美術館の最上階、5階にあるレストラン。ビルに入ろうとすると、門番からここは出口だからあっちに回れ、と言われます。美術館の入り口に行って、レストランに行きたいんですけど、と言うと、やっぱり向こうから入れと言われました。
“さっき、あっちの人から、ここは出口だからこっちへ行けって言われたんですけど・・・。”
“じゃ、入っていいよ。ここからまっすぐ行ってエレベーターに乗ってね。”
ちょうど、中国の画家の美術展をやっているところ。なかなか面白そうな内容です。

エレベーターは４階までで、後は螺旋階段を上ります。クラッシックホテルな感じでだんだんリッチな気分に。
レストランは最上階で温室みたいにガラス張りになっています。今日はあいにくの霧ですが、開放感があって気分がいいです。

温室の外のオープンテラスにもテーブルがあります。気候がよくなったら気持ちいいでしょうね。

ビールと、サーモンとオーストラリアの和牛（？）ハンバーガーを注文しました。

このハンバーガーがなかなか来なくて、結局ビールは2杯飲みました。（言い訳かしら？）サーモンは普通に美味しくいただきました。ハンバーガーは時間がなくてちょっと焦って食べました。こういうハンバーガーって普通どうやって食べるんでしょう？マクドナルドのハンバーガーみたいに両手で持って一口で・・・って訳にも行かないし、結局上のバンズを取って、ボリュームたっぷりのハンバーグをナイフで小さく切り分けて食べました。胡椒をちょっと振って、粒マスタードをたっぷりつけて、肉汁の沁みた下のバンズと一緒に食べます。美味しかったけど、きっと和牛じゃくなくてオーストラリア牛です。・・・横須賀バーガーを思い出します。あの時はすごく不機嫌そうな親娘が目の前で焼いてくれましたっけ。

ここの店員さんは私が中国語で話しかけても英語で返してきます。？？でも中国人のお客にも同じように英語で返しているのでそういう店員教育をしているのでしょうね。来ている客もほとんどが西洋人です。カクテルメニューがたくさんあって、夜も良さそうです。

上海美術館横の人民公園内の木に花が咲いていました。桜っぽいけど、この寒さではまだですよね。

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避風塘　石焼上海小籠包

アパートの近所にある避風塘が上海で第一号店と聞きました。そう言えば風格があります。・・・と言うか古びています。今、周りの古びたビルは外装修理中が多く、今日も竹の足場を組んでいる横を歩いていたら、急に上からレンガが落ちてきました。当たったら、死ぬやんか！・・・なるべく離れて歩くことにしました。

ちょうどお昼時だったので、満席。何人もが席を待っています。土曜のお昼に家族連れで食べに来ている人が多いみたい。おじいさんやおばあさんが一緒の人が多いですね。

避風塘は香港のジャンク（？でしたっけ、水上生活者の船みたいなの）が集まる台風を避ける場所と言う意味とのことで、香港っぽいメニューが多いです。・・・昨日の夜も広東点心を食べたところでした。・・・。テーブルの上に貼ってある文字ばかりのメニューを見ながら、注文用紙にチェックを入れます。外国人には写真付きメニューを用意せんかい！と心の中でつぶやきつつ、適当に注文。

石焼上海小籠包。どんなんやろ、と思いながら注文すると、こんなんでした。

熱々の石焼鍋にネギと玉ねぎを敷いた上に石焼した小籠包がひっくり返って載っています。

結構味の濃い小籠包なのですが、じゅわっと出てくる熱いスープに皮の焼けた部分のパリパリの食感が加わって、とっても美味しい！下に隠れているネギと玉ねぎも火が通って甘くなっています。これは、お薦めですね。

いつも注文してしまう干煸四季豆。

とっても美味しいと思うのだけれど、日本の中華料理のメニューにはありません。インゲンは日本でも良く使う食材なのに不思議。ここのは特に美味しいと思う。

珍珠鶏。蓮の葉っぱに包んだもち米の蒸し粽。中に塩っぽい卵の黄身が入っています。

これに加えて、叉焼をビールのアテに頼みました。ビールをちょっと食べすぎですね。全体的に味がまったり濃厚なのだけれど、それはそれで美味しいです。

避風塘はアパートの近所にもう一箇所あります。そこはショッピングモール内にあって若者中心。こちらは中高年以上、或いは家族連れ。近所のファミレスの感覚なのかなぁ。今度はお粥が食べたいです。

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日本の歌好きのタクシー

最近はタクシーで会社に行くことが多いです。タクシーに乗るとよく助手席の背もたれの裏に液晶モニターが付いていて、いろんなコマーシャルを流しています。
前は“烏龍何とかかんとか”の映画の宣伝が多く流れていました。日本の60年代の東映映画の感じ。高倉健張りの短髪のお兄ちゃんが下から目線で啖呵を切りながら片足を机の上にドン！と載せます。その時に赤い太字で××××と文字が縦にひとつずつ出てきます。…面白そう。最近は、小Ｓが出てきて”辣妈何とかかんとか”。カッコいいママのコンテストの募集？ただじっと画面を見ていると車に酔ってくるし、音がうるさいので、いつも音をＯＦＦにして乗っています。
昨日のタクシーは珍しくラジオもつけず、無線でタクシー仲間と駄弁ってもいません。途中で急にＣＤを流し始めました。安全地帯の“ワイレッドの心”。…おぉ、懐かしい。大体日本の曲をタクシーで流すなんて初めてかも。タクシーの運ちゃんはさびの部分を日本語で歌い始めます。次は、谷村新司の昴です。
“日本の歌が好きなんですか？”
“全部じゃないけど。”
“よく聴いているんですか？”
“若い頃吉林にいて、よく聴いてました。”
・・・
やっぱり吉林省だと日本の歌を聴いたりする人が多いのかしら。
急になぜか昔、中国残留孤児がおばさんになって日本に親を探しに来た姿を思いました。いつもクールなＮＨＫの女子アナが思わず泣き出したこともありましたっけ。完全に中国の農村のおばさんになっていて、正直ぎょっとしたような。最後の方々が親探しに日本に来られた時、私はちょうど学生で、先生に連れられてボランティアで京都までお相手に行った記憶があります。こちらも学生でどういう態度で接したらよいか分からなかったし、残留孤児の皆さんもおとなしくされていました。
・・・
“自分よりもちょっと上の年代の歌手の歌が好きですねん。ちょうど学校を卒業したぐらいに流行っていたのが、この曲でした。中国の歌であっても、自分達より下の連中が歌っている歌は聴きません。二人とも日本でも有名な歌手ですよね。玉置浩二は頭がもう真っ白ですやろ。”
“あの人何回も結婚してますよ。”
“私生活はよく知らん。“昴”は若い頃流行った映画の挿入歌でしてん。映画のタイトルなんやったかなぁ…”
次に流れてきたのはテレサテンの“時の流れに身を任せ”。
“この人は日本でもすごく成功しましたよ。テレサテンと呼ばれてました。台湾人？”
“中国人”
”香港人？”
”ちがう、中国人”

もう一度、“ワインレッドの心”が流れてきたところで、会社に着きました。ちょっとしたいい出来事です。

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9時以降でもシャブシャブ－一兄のしゃぶしゃぶ店

金曜日はすごく疲れます。月曜日から5日間、ほとんど全力で走ってもうカスカス状態。八日目の蝉は新しい世界を見るかもしれないけれど、金曜日は死にかけている七日目の蝉の気持ちが分かる。

今日も21時前に会社を出て、タクシーで自宅付近へ。・・・昨日はタクシーが捕まらず地下鉄で帰ったのだけれど、ｌ今日はタクシーがあってよかった。雨が降っているけれど、昨日の冷たい雨とは違って暖かい。自宅近くで、前から気になっていた怪しげな日本食屋へ行くと、すき焼しかしていないと言う。明々と電気のついている青年レストランに行くと、もう店仕舞いで入れませんと断られました。・・・何も食べずに帰ってもいいけど、もっとカスカスになりそうだし・・・と思いながら横断歩道を渡ると、目の前に夜宵・・・の看板。ちょっと小汚いけれど、のぞいてみました。

中は結構人が一杯。火鍋か炒菜かと聞かれ、炒菜をお願いしました。椅子はクッション部分が破れていてガムテープが貼ってあります。