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毎天在上海

数度目の中国勤務になりました。今回は初めての上海です。上海での毎日を思いつくまま。

   

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外灘でチャイナ雑貨探し

よく考えてみたら1月に上海に赴任以降、外灘には来ていませんでした。日本から遊びに来た友人と一緒にブラブラ。この日は濃い霧が立ち込めていて今にも雨が降り出しそうな天気でしたが、それでもスゴイ人ごみです。対岸の浦東は私が初めて上海に来た1985年(なんて昔!齢をとるはずです)には考えられないような高層ビル群。でも、河の水は相変わらず汚いです。
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バンド側も以前に比べすっきりと整備されています。レトロな共同租界の重厚な石造りの建物に、銀行、レストランやブランドのもののブティックが入っていて高級感たっぷり。時計の針が45分のところで時計台が鳴り始めました。なんとも中途半端。15分毎に鳴るってこと?道沿いに花も植えられていて一昔前とは違う雰囲気です。
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この日は枯れた花をむしり取るアルバイトが大勢出ていました。友人曰く、枯れた花は早く取り去った方が植物にも良いそうですが、こんなに大勢で花むしりをしなくても・・・。
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ガイドブックによると福州路の辺りに可愛いチャイナ雑貨屋があるらしいとのこと。まずは外灘6号の”Suzhou Cobbler”へ。いろんなガイドブックに載っているので大きなお店を想像していたのですが、意外と小さなお店。鳥や花や金魚、白菜を象った中国刺繍をあしらった布靴やカバンを置いています。小動物を見てビビっていた後だけに、ちょっとだけ覗いて出てきてしまいました。

次に”ANNABELL LEE”を探したのですが、なかなか見つけられません。大通りの間の道に入り込むと味わい深い歴史的建造物(?)が建っているのですが、どうみても崩れる寸前って感じ。
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下には理髪店がありましたが、シャンプー6元、カット7元。めちゃくちゃ安いです。大通りから一歩入るとこのギャップ。やっぱり上海は怪しさ満点です。
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大通りの大きな石造りの建物の間をふと除くと、ボロの駐車スペースに赤い看板が。こんなところに”ANNABELL LEE”本店がありました。見つけるのには苦労するロケーションです。
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店内は広くて、袋物やスカーフ等、チャイナ雑貨でいっぱい。店の入り口にはネコが2匹店番をしていました。友人に釣られて(?)私もポーチやらスマートフォン入れやらコースターやらこまごま買ってしまいました。中国土産を買いに来る人が多いみたいで、プレゼントする時の色とりどりの小袋も自分で選べます。

店を出た後、南京路を目指してテクテク歩く途中、外灘18号のチョコレート屋さんで一休み。バイオリンとフルートの生演奏でゴージャスな雰囲気。さっきの散髪屋とエライ違いです。
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中国現代アートのオブジェも飾られています。このオブジェは北京でもよく見かけたような。日本人だとお辞儀をする時は下を向くと思うのだけど、貼り付いた笑顔で真正面を見たままのお辞儀は中国式ってこと?単に首を伸ばしているだけ?
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外に出ると雨が降り始めました。南京東路のアチコチですごい人だかりが出来ています。何事かと覗いてみると、路上での傘売りです。もみくちゃになりながら人だかりをやり過ごしつつ、地下鉄駅に向かいます。

・・・外灘ではペニンシュラホテルでアフタヌーンティーをしたかったのですが、すっかり忘れてました。また今度。

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老西門茶市場

ゲロゲロの小動物達におののきながら、地下鉄老西門へ。地下鉄駅横の茶の卸市場に行ってきました。”茶Tea”と書かれた大きな看板が目印です。
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中は先ほどの小動物市場と違って、お客さんも少なく大変静か。お茶の葉、茶器等が売っています。どのお店も土地柄か、龍井の新茶を売り出していました。台湾の茶葉も結構売っています。
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新茶の龍井は青々とした草の香りがして、とっても爽やか。オネェサンが試飲させてくれます。
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私も茶道具一式は前回の北京赴任の時に買ったのだけれど、結局ほとんんど使っていません。お茶屋さんの茶盆はIHの湯沸し用加熱も出来る最先端もの。また浄水機能が付いた自動給水器も付いています。おぉ、さすが!

オネェサンに進められるまま、龍井とジャスミンを購入しました。・・・帰ってから、よく考えてみると今回の赴任では食器類は全く持ち込んでおらず、茶器がありません。昨日、田子坊で茶器選びをしました。

結局こちらの小さい丸い急須と小さい茶杯2つを購入。景徳鎮です。景徳鎮と言えば、青の染付けと蛍焼きのイメージがあったのですが、店内はそれらはほとんどなく、景徳鎮と聞いてちょっとびっくり。そう言えば白の透明な生地が景徳鎮っぽい。こちらの作品は、白の釉薬を掛けて一回焼いた上に、絵を描いてもう一度焼成したとのこと。鳥の色がどうだかこうだかとか、この作家はワンパターンでナカナカこれ以上の作品が出て来ない云々、店員のオネェサンが丁寧に説明してくれるのですが、残念ながら半分程度しか聞き取れず。
ちょうど窯を開けたところとかで、店員さんのお薦めは到着したばかりの今年の新作。・・・茶器も新茶と合わせて焼くのかしら?この茶器は昨シーズンのものとかで2割引してくれました。
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早速、家で龍井新茶をいただきました。・・・なんで自分で入れたお茶はイマイチ?
 

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万商花鳥魚虫市場

GWの前半、友人が遊びに来ていて、精力的(!)にアチコチ連れまわしました。私がこの3ヶ月間、週末にぶらぶら探検したところを全部見せて回った感じ。万歩計をつけていなかったのが惜しまれますが、すごい歩数を毎日歩いたと思います。今まで気になっていたものの、まだ行っていなかったところにも挑戦しました。その一つが花鳥魚虫市場。アンティーク市場である東台路の向かいにあります。
表通りでも犬が売られていたり、鳥用の餌が売られていたり。なぜか瓢箪もよく売られています。あれは瓢箪自体が趣味ってことなのかしら?コオロギ入れ?

一歩市場に入ると、ものすごいことになっています。臭いもすごいし、狭い場所にお店がビッシリならんでいて、小動物がわんさか売られています。

亀はペットとして適当なのか、結構いろんな大きさのものが売られています。
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こいつは強烈で、肌色のカエルです。私は凝視できなかったのですが、友人曰く、目も開かない胎児みたい、だとか。・・・何で肌色?これがどんどん緑色になるってこと?オタマジャクシからカエルになる時は、初めから黒っぽい色で手足が生えるのかと思っていました。もやしみたいに暗いところで育てられたとか・・・。まだゲロゲロ鳴いたりしていなかったので良かったけれど、思い出すとうなされそうな映像です。似た様な色でウーパールーパーの子供みたいなのも金魚鉢に入れられていました。
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あと多かったのが鳥です。中国の鳥は本当によく鳴く。中国人も声が大きいので、鳥の声も大きいのか、うちのアパートの周りも朝から清清しくさえずっています。鳥はこんな風に鳥籠をアパートみたいにして売られています。
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鳥の近くで売られていたのが、蚕。箱の中に入れられているのだけれど、まだ小さくて絹糸を吐き出しそうもない蛆虫みたいな蚕です。これを大きく育てて繭玉を作らせるのか、鳥の餌にするのか・・・。大連で蚕炒めを食べさせられそうになった時のことを思い出して、鳥肌が立ちました。

虫はコオロギとかキリギリスとか。いろんな虫ケースも売られていました。北京では夏に竹かごに入った虫売りが歩いています。昔私も1匹買ったのですが、隣の部屋の人からうるさいとクレームを受けました。あの虫はどうなったんだっけ?
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あとは魚類。金魚やら熱帯魚やら、色とりどり。中国人は金魚好きが多いみたいで、うちの会社にも自分の机に金魚鉢を置いているスタッフが多くいます。まぁ、あんまり手はかからないし、楽なペットかも。
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後は、ねずみ、リス、うさぎ系もいろいろいました。実は観葉植物が見たくて、この市場に寄ってもらったのだけど、虫、魚、鳥に圧倒されて、植物コーナーまで行き着かず。虫や鳥だらけの中を歩くと、足先からゾワゾワっときます。とても長時間は無理かな。次回は花だけ市場に行くことにします。
 

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田子坊『宴』ENの大阪お好み焼

田子坊のENは大衆点評でも5つ星、評判の日本飯屋らしく、前々から気になっておりました。田子坊に行くたびに探すのですが、いつも見つけられず・・・。昨日、やっと発見!こんな狭い通りに並んでいるとは・・・。早速入ってみました。
料理長は日本で修行した中国人シェフとのこと。いろいろちょっとおしゃれな日本食を出しています。お昼時のせいかもしれませんが、一人、二人で来ている人たちが多く、一人飯でも平気です。
こちらはアボガドとマグロの山葵醤油和え。見た目もこの通りきれいですし、普通に美味しい。安心して食べられるお味です。
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こちらは大阪お好み焼。関西人はお好み焼にはうるさいンよ・・・と思いつつ、コテを突き刺します。にゅる?、すごく生地が柔らかい。山芋たっぷり?と言うことでもないと思うのですけど。ゆるゆるのタコヤキが大きくなった感じ?(大阪阿倍野”やまちゃん”のタコヤキに似ています。)結構美味しくて、ビールをぐびりぐびりと飲みつつ、ペロリといただきました。
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この他、タイ風ソースをからめた枝豆をいただきました。こちらはまぁまぁ美味しいのですが、手で食べるわけにはいかず、お箸でつまみながらなのでちょっと面倒。
そんなに混雑している訳でもありませんし、お酒類も充実しています。夜にでもまた行ってみたいと思います。

お腹がいっぱいになったので田子坊をぶらぶら。いつものぞいている切り絵の画廊に立ち寄りました。李守白さんと言う作家のギャラリーで、上海の街や中国女性を題材にした切り絵や原画を展示販売しています。ここの切り絵ランプはとってもきれいです。切り絵は、いいなと思うものは1万元以上と、結構いい値段がついています。店員さんに一番安いのはどれ?と聴くと、いくつか見せてくれました。そのうちのひとつがコレ。夏の昼下がり、屋内でネコと一緒に中国女性が下着姿で本を片手にうたた寝しています。

安いものが5000元ぐらいするなかで、こちらはなぜか3800元。よく見ると2007年の作品です。どうやらこの作品のみ当時の値段のままになっているみたい。つい衝動買いをしてしまいました。店員さんが作品を包んでくれていると、なんと作家先生が梱包を手伝ってくれました。私が3800元をカードで支払うと、作家先生が”?”と言う顔をします。店員さんがなにやら説明すると、”没問題”。どうやら本当にお買い得の1点だったようです。ラッキー!帰国の際はもうちょっと大きいサイズのものを買いたいなぁと思います。

いつも冷やかす陶器屋さんにも立ち寄りました。香港の工房に所属する何人かの作家ものが置いてあります。景徳鎮の他、上海にもアトリエがあるとのこと。上海のアトリエでは陶芸教室もやっているみたいです。北京勤務の時に陶芸教室に通ったことがあるのですが、窯場が遠くて結局3回程度行っただけになってしまいました。(白酒工場跡がアトリエになっていて、白酒作りの窯を改造して陶芸窯にしているとても面白いアトリエでした。)今回は場所も結構近いみたいだし、一度のぞいてみたいと思います。
昨日の戦利品はこれ。80元。西瓜柄のお皿です。
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この他に筆柄、醤油瓶柄のお皿も購入。・・・こうやってモノが増えていくのですね。
 

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上海はやっぱり怪しいアジアだと思う

体調がすぐれずお昼ごろまでダラダラしていたのだけれど、お腹が空いてきたので田子坊へ。相変わらず観光客でイッパイです。日本料理屋に行こうかと思ったのだけれど、昨日も日本食だったし、隣のタイ料理やへ。あまり人が入っておらずひっそりしています。
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右側のバーカウンターが賑やか。きっと夜は結構人が入るのだと思う。

こちらはトムヤムクン風チャーハン。もうちょっと辛いのをイメージしていたのだけれど、普通の蝦入り卵チャーハンです。具材の中にフクロダケが入っているところがトムヤムクン風ということかな。味は普通に美味しいです。
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こちらは鶏肉のサテ。甘いココナッツミルクがかかっている上に甘いピーナッツソースにつけて食べます。結構濃厚!ピーナッツソースは普通の味ではなくて何か別のタネも入っていると思う。変わった味だけど美味しいです。濃厚すぎて付け合せの野菜も全部食べてしまいました。
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予約しているエステの時間までまだ間があったので、適当なカフェでブラウニーを注文。バナナがトッピングしている生クリームが添えられていて、これが結構美味しい。濃いエスプレッソと一緒にいただきました。
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エステは人民広場の近くのところに行っています。漢方を取り入れたところとのことで、シミや美白関連が得意みたいなのですが、私はリフトアップ一本でお願いしています。皮膚を電気刺激しながらリフトアップするのだけれど、時々解剖したカエルの神経を触るとピクピク動くみたいに、自分の顔がピクピクするのがちょっと哀しい。それでも施術が終わった後はホウレイ線がちょっと薄くなった気がする。(思い込みかも・・・。)

エステをしてもらっているビルの近所はおしゃれな繁華街である人民広場から一本入っただけのところなのだけれど、かなり怪しい雰囲気。
携帯電話屋ばかりがずらっと並ぶアーケード。
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”大人のおもちゃ通販ショップ、機密の玩具”と怪しい日本語が並ぶ看板。
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1920と数字の入ったレトロなビルには怪しい3本立て映画館やら煙がモクモク立ち上るシシカバブ屋、その横では天井から牛の半身がぶら下がる肉屋。缶詰で煮た麺をすする乞食が横の障害者っぽい人の頭を叩きまくっています。何だか一気に昔の香港の九龍城のような怪しさ。


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タクシーの中でビビリまくっていたのですが、その一筋を抜けると、近代化された大都市上海でした。あの一角だけが時代に取り残された上海のダークサイドみたいでした。オリンピック前の北京でも同じようなドキリとするようなところを時々通りました。当時はリサイクルに興味があっていろいろ調べていたのだけれど、アンタッチャブルな社会をチラリと目にすることも。まだまだ勉強です。

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最近着物に凝っています。上海で着物で過ごすのが今年のテーマです。

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