毎天在上海

数度目の中国勤務になりました。今回は初めての上海です。上海での毎日を思いつくまま。

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『舟を編む』三浦しをん

先日日本出張で購入した一冊です。本屋大賞っていうことで、本屋に平積みで置いてました。

読みやすい文体で一気読み。『まほろ・・・』と同じくほのぼの感たっぷりの小説です。『まほろ・・・』ほど辛い傷を負っている人物は出ておらず、ちょっと変わっているけれど普通の人が真剣に頑張っているお話でした。辞書づくりの背景も面白かったです。何事もいろんな人たちに支えられることの積み重ねだな・・・とシミジミ。私が今担当しているお仕事もです。

辞書と言えば・・・、中学生になって、いろんな辞書を買い揃えた時、急に大人になったようでうれしかった。小学生の頃に買ってもらった子供用の辞書とはちがって表紙も大人っぽかったし。・・・学生カバンはいろんな辞書でパンパンでした。皮の学生カバンが重かったです。そういえば、古語辞典まで持っていただけれど、あれは一体どこへ行ったかしら。今はもっぱら電子辞書かオンライン。残念ながら辞書を引くという作業をすることは少なくなりました。

それでも私は辞書派かも。どうしても外見から入ってしまう性質なので、新しい仕事を担当するたびに関連書籍を一気買いしてしまいます。環境担当になったときは、中国語の化学物質辞典やら有害物質辞典。ネット関係の仕事をした時は、英語と中国語のネット用語辞書。こっちは時々お世話になっています。

もう亡くなられましたが、学生時代の先生が編纂された辞書があります。中国語の辞書で、初版本を手に入れましたが、もったいなくて（？）、残念ながらほとんど使っていません。用例が豊富で、翻訳をされる方にはよいと聞いています。辞書を編纂されていた時は、さながら松本先生みたいだったのではないかと思います。この辞書には多くの恩師の名前があって、ちょっと自慢です。

もう一度初めから読もうかな。

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