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毎天在上海

数度目の中国勤務になりました。今回は初めての上海です。上海での毎日を思いつくまま。

   

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東方明珠の下、歴史陳列館

8月末友人が遊びに来ていて、意外と面白いという噂の歴史陳列館へ行ってきました。雨の土曜の朝、観光客は少ないのじゃないかと思っていたのですが、拡声器を持ったガイドに引き連れられた中国人観光客で結構いっぱいです。それにしても、地下で拡声器はやめて欲しい。
地下には土産物屋やら、ちょっとした食べ物屋やらが並んでいるのですが、ちょうど七夕の時期でもあり、願い事を書くボードも置いてありました。世界平和の願い事等もありましたが、大きくなったら〇〇になりたい等の子供らしい願い事が書かれたポストイットが壁いっぱいに貼られていました。こういうところは、日本も中国も同じです。
歴史陳列館は、上海の歴史を元(?忘れました。いずれにしてもかなり昔)から現在までを、蝋人形やらジオラマやら映像やらで表現しています。博物館と言うより、正に”陳列館”です。
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蝋人形は妙にリアルなのですが、時々本物の人間がその時代の扮装をして歩いているので、びっくりします。・・・私達は、扮装をして歩いていると思ったのだけれど、もしかしたら、単に地方から観光に来たおじいさんの普段着だったかもしれません。
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粉をひいているオネェサンの前には、”全館監視カメラで撮影中。文明的に参観してください”の注意書き。きっと中に入り込んで、アチコチ触りまわるとか、一緒に写真に写るとかが多いのでしょうね。

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友達そっくりの人形を発見。”モッチャン!”思わず声を掛けてしまいます。



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陳列館はかなりのボリュームで、歴史的な出来事や背景の解説などはほぼゼロなのですが、時代で変化する上海の街並みを見るのは、ホント、意外に面白かったです。
外灘側に渡るのに、”観光トンネル”なるものを使ってみました。友人が持っていたガイドブックには、SFっぽいと書いてあります。
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チケットを購入し、妙なイラストが描かれた長いエスカレーターを下っていきます。ちょっとワクワクしつつ、SFっぽいへの疑問が沸々とわいてきます。


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地下に到着すると、オネェサンがゴンドラに案内してくれます。うーん、アトラクションですね。残念ながら写真には上手く写りませんでしたが、河の下を通るトンネルが海底っぽい映像やらブルーや赤のライティングがされていたり・・・。何やら巨大人形が三体並んでいるところを通って、終りです。なんだか地方の遊園地で子供だましのアトラクションに乗ったような後味です。世界の大都市である上海の観光トンネルがこの程度だなんて・・・。中国っぽいと言えば、その通りなんだけど。・・・二度と乗らないと思う。

やっぱり上海は観光するところは少ないです。










 

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指輪のオーダーメイド

昨日の朝から急にお腹が痛くなり、トイレとベッドを往復。なんとか会社には行ったのですが、今度は胃が我慢できないくらい痛くなってきて、クリニックに行ったところ、今年の夏風邪はこういう症状の人が多いとか。っで、胃腸薬をいただきました。それでも仕事にならなくて家に帰って寝ていたら38度の発熱・・・。この忙しい時に、まったく・・・。今日はかなり調子がよくて、予定通り、二胡を習いに行き、帰りにブランチを食べたのですが、胃に食べ物を入れた途端、またもや胃腸が痛み出しました。だいぶ涼しくなってきたし、仕事のストレスもあったし・・・ってことかしら。クリニックの先生からは、コーヒーとか濃いお茶とか辛いものとかお酒は慎むようにと言われましたが、これは私の食生活そのもの。早く治さないと!

その後、痛む胃を押さえながら、リリーさんのお店にオーダーした翡翠の指輪を取りに行きました。
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この写真ではエメラルドみたいな緑だけど、実際はもっと深い感じの緑です。小ぶりの翡翠の回りにダイヤモンドをあしらってもらいました。金属部分は普通のゴールドにするか、ホワイトゴールドにするかかなり迷いました。翡翠ってやっぱり金色が合うような気がするのよね。でも自分が金色の指輪を付けているところを想像すると・・・、ちょっと引くよなぁ・・・。散々迷った挙句、ホワイトゴールドにしました。マダムの指輪みたいに大きい石ではないし、カジュアルな場面でも付けられそう。チャイナドレスや着物に合うようにと思ったのだけれど、翡翠はやっぱりチャイナドレスの方が似合いそうです。本当はピアスも欲しかったのだけれど、翡翠の場合はブラブラ揺れるタイプがキレイとのことで、それだったら着物には合わないのでやめました。8,500元也。私にとっては思い切った買い物です。

リリーさんのお店は通茂大厦の1階、普通のアパートの一室の中にあります。本店?は神戸にあるそうですが、いつ行っても日本人や欧米人の奥様連中が入っています。リリーさんらしき人はいないのですが、いつも英語をしゃべる中国人のおじさんがいます(この人がリリーさんだったりして・・・)。後は若い女性の店員さん達が自由に働いている感じ。”自由に”と言うのは、接客をしたり、携帯電話で友達と話したり、何かモノを食べたり・・・中国人らしくホントに自由にやっています。店内はアクセサリー以外にも袋物とかアクセサリーケース等もところ狭しと並べてあって、別室ではどうやら職人さんが加工をしているみたい。オーダーして一週間後に蝋で作った指輪でサイズとデザインを確認、その10日後に出来上がりの連絡がありました。

北京では思いつきもしなかった上海らしい買い物が出来ました。・・・次は、ちゃんとしたチャイナドレスでも作ろうかな。
 

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”Suzhou Cobblers”で布靴購入

昨日、外灘に行ったついでに、自分へのご褒美として、”Suzhou Cobblers”で布靴を買いました。日本のガイドブックに乗っているお店だけど、すごく小さくてわかりにくい。入るのがためらうほどのローカル色満タンのビルです。部屋履き用とか外出用の布靴をオーダーメイドできるみたいです。また、共布で作ったカバンの売っています。

外履き用が欲しくて、さんざ迷った挙句コレに。ヒールがちゃんとついたものにしました。ヒール部分も緑(!)の布でくるまれています。外反母趾なので最近はペタンこの靴しか吐いていなかったのですが、甲の部分にベルトがついているとヒール付きでもそれほど疲れることなく歩けます。ちょうどサイズもあったのでそのまま購入、680元。普段、200元程度の布靴を見てると、ちょっと割高に思うけれど、日本で靴を買うことを考えたら、お安めです。
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この後、翡翠の指輪を作りたくて、”Lilli's Shanghai"へ。翡翠って今値上がっているとかで結構なお値段です。お店は普通のアパートの中にあってびっくりしました。中は欧米人やら日本人客で一杯。日本語で丁寧に相談に応じてくれます。チャイナドレスや着物に合うようなデザインをお願いしました。出来上がりが楽しみです。

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外灘3号“New Heights 新視角餐庁"

実は今日は誕生日。普段、土曜日は朝から二胡のレッスンがあるのだけど、今日はお休み。何をしようかと考えて、外灘でランチすることにして、外灘3号へ行きました。
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立派な石造りの建物で、1階はアルマーニが入っています。例によって優秀歴史的建築物の案内つき。それにしても今日は雲ひとつない快晴で、外灘全体がハレーションを起こしている感じです。入り口が分からなくてウロウロ。広東路側にありました。
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3階に画廊があったのでちょっと覗いてみました。絵と言うか写真を使った作品が多かったです。どういう構造になっているのか、建物の中央部はこの3階から上がこんな風に吹き抜けになっています。誰かが落ちてきそう・・・。
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11時半過ぎに行ったのだけれど、誰もお客さんはいません。ぐるりとガラス張りになっていて、この明るさ。夜景もきっと素敵なのだと思います。さすがに外は暑いので、室内の長めのよいところに案内いただきました。
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お手軽なランチメニューがあって、お昼はそれだけみたい。生春巻きを注文。ソースが辛くて美味しいですが、フォークで突き刺したらバラバラになってしまいます。お箸が欲しかったなぁ。
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メインは小さな鶏のグリルに野菜を煮込んだソースが添えたもの。ちょっと固いけど、味はまぁまぁ美味しいです。手前のガーリックも食べるものなのかなぁ。
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チキンでやめておいたらよかったのですが、もう少し入る気がして、デザートを注文してしまいました。プリンって書いてあった気がしたのだけれど、カスタードプリンではありません。この上の茶色いのがカラメルを焦がしたもので、一口目はよかったのだけれど、後は甘くて食べられませんでした。

12時半くらいになっても、来ているお客さんは私以外は3組ぐらい。暑いからかなぁ。この後、買い物をして、アパートに帰ると、入り口にケーキがありました。アパートを管理しているホテルからのプレゼントです。・・・今日は甘いものづくしですね。

先ほど日本のニュースを見ると、関西は大荒れの天気ではないですか!先日の大雨で京都の宇治の辺りが大変になっていたらしく、友人の家もガレージに土砂が入ってきたとか。先日の上海の台風のこともあったし、実家に電話をすると、高台にあるので浸水とかはなさそうでした。・・・本当にこっちは雲ひとつないのですが。

昼間のタクシーのラジオで、尖閣諸島に上陸した香港の活動家が帰国したとのニュースが流れていました。尖閣諸島については中国は14??年から文献があるとか、日本は18??年から上陸して住み始めたとか・・・イロイロ言っています。領土問題は本当にややこしいし、どう対応したらいいのか分からなくなる。今日も買い物先で、”あなたは香港人?台湾人?”と聞かれ、思わず”韓国人”と言ってしまいました。日本人って言葉が出なかった。19日には反日デモがあるかも・・・というメールが日本大使館から流れてくるし、小泉政権の時みたいです。それにしても、香港の活動家ってみんなすごくワイルド。何をして生活している人たちなのかしら。










 

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厚味 香辣館

お盆休みで多くの日本人が帰国している中、せっせと働いております。人が少ないせいか会議がほとんどなくて、仕事がとっても進みます。調子に乗って19時くらいまでやっていたら、オフィスの冷房が止まっていて部屋の中はすごい蒸し暑さ。窓も開かないし・・・。っで、仕事を切り上げて、家の近所の四川料理屋へ行きました。

よく看板は見ていたのだけれど、入るのは今日が初めてのお店です。小柄な兄ちゃんたちがせっせと働いています。
こちらは”スッパ辛い豌豆粉”。見た目はうどんなのですが、伸びたスパゲティと’言うか・・・。ねっちょっとしておらず、口当たりがサッパリしています。どこかで食べたことがある食感なんだけど、思い出せない。お椀が濡れているのが気になります。                                               
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例によって辣子鶏です。そんなに辛くない気がするのだけれど、顔中の毛穴が一気に開いたみたいに、汗がダダっと流れ出てきます。どこから吹き出てきたか分からないくらい。私の身体のどこかの器官が何やらすごく刺激を受けたみたいです。
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汗を拭き拭き、アパートに帰ってくると、中庭がすごく明るくなっています。テレビドラマの撮影をしていました。公園のシーンかしら?俳優さんが台本を一生懸命読んでいます。アパートのエントランスにも、衣装やら照明やらがたくさん並んでいました。椅子の上には、中年男性の俳優さんがピンクのポロシャツを着て、携帯扇風機を片手に、台本チェックをしています。うーん、ホームドラマかしら。真夏ののんびりした夜です。
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でも、今日は日本大使館から注意喚起のメールが来ました。尖閣諸島の件で日中関係が緊迫してきているので、派手に徒党を組んだり、ウロウロするなと言うお達しです。・・・またですか・・・。日中関係はすでに磐石と信じたいですが、夏になるとこういうことがよく起こりますね。領土のことは民族意識をすごく刺激しますし・・・。しばらくおとなしくしておかなければ。
 

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最近着物に凝っています。上海で着物で過ごすのが今年のテーマです。

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