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毎天在上海

数度目の中国勤務になりました。今回は初めての上海です。上海での毎日を思いつくまま。

   

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ベトナム料理”華越楼 PHO No.1”

金曜日くらいからいよいよ湿度も温度も上がってきて、蒸し暑くなってきました。上海の夏は初めてなのですが、聞くところによると、かなり身体に応えるらしい。今日のお天気は曇りというのでしょうか?なにやら空気自体もミストがかっています。
二胡のレッスンの前に、前から気になっていた田子坊のベトナム料理屋へ行ってきました。店の表はファーストフードっぽいつくりなのですが、奥のレストランは結構広くてずいぶん立派です。
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笠がインテリアに使われていてベトナムっぽい。4年前にホーチミンに遊びに行ったときのことを思い出します。あの時、うれしがって笠を二つも買ったのですが、一体どこにいったのやら。4年前のホーチミンは発展しかけの中国南部の地方都市のようでした。冷たいビールを頼むと、大きな竹輪型の氷が入っていてびっくり。意外とおしゃれな赤ワインが出るレストランもあったりして・・・。面白かったなぁ。

まずは、ベトナム生春巻きを注文。今まで上海で何度か生春巻きをオーダーしたのですが、毎回、ハズレ。今回もあんまり期待しなかったのですが、ここのお店は、プリプリエビとお肉が入っていて美味しい!
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PHO No1とお店の名前につけているくらいですから、やはりフォーを食べなければ。いろんなお肉が入っている”火車頭”を注文。
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フォーは、中国語で”河粉”なんですね。発音から来てるのかしら?スープは透明で身体に沁みこむやさしい味。これに一緒に出されるライムの葉っぱをちぎり、もやしと唐辛子を入れて、レモンを絞ります。ぐっとアジアに近づきました。フォーの麺は思ったより細い平麺。米粉で出来ているので、これもやさしい味です。やっぱりフォーは美味しいです!

最後にベトナムコーヒーをいただきました。カップの底に練乳が入っていて、そこにアルミの容器でコーヒーをドリップします。コーヒーが全部下に落ちたら、グルグルかき回して出来上がり。うーん、度を越えた甘さ。しかも、すっごく濃い!この味は美味しいのでしょうか?そう言えば、ホーチミンで、笠の他にベトナムコーヒーセットも買ったっけ・・・。

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二胡教室探し

マッサージ屋の帰り、時々通る楽器屋筋。タクシーの運ちゃんに聞くと、上海音楽学院があるから周辺に楽器屋が多いのだとか。二胡を教えてくれるところを探して、ウロウロ。

音楽学院では夏期講習生を募集中。ギター・・・。二胡はないみたい。
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音楽学院の前には、テーブルの上にCDを並べて売っているおじさんがチラホラ。覗いてみると、さすがクラシックや中国民族音楽が多いです。
また、楽器屋さんも楽器メーカーが経営しているらしい大きなところから個人経営の小さなところまでいろいろ。楽器屋さんも音楽教室をやっているのよね。
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どちらかというとお店も中国民族音楽よりは西洋楽器の方が多いです。北京は民族楽器も多かったのだけれど、さすが上海は元租界だけあって西洋志向らしい。

北京で2年ほど二胡を習っていたのですが、その時の手に入れた楽器をまた上海に持ってきています。せっかく中国に住むのだからまた習おうと思って持ってきたのですが、仕事の忙しさにかまけてすっかり忘れていました。先日、ふと二胡の存在を思い出し、先生を探し始めた次第。

週末しか通えないし、毎日熱心に練習するわけでもないので、グループレッスンは足をひっぱりそうで避けたいところ。個人レッスン可の優しい先生がいいのよね。北京で最初に習った中国音楽学院の学生の先生はすごく厳しくてすぐに挫折してしまいました。別に音楽家を目指すわけでも、テストを受けるわけでもないので、そのへん理解のある先生がいい。ネットで調べてみると、古北には外国人相手の教室があるようなのだけれど、ちょっと遠い。

実は家の近所の田子坊で音楽教室を見つけたのだけれど、私が教室を見に行った時は、ピアノの生徒が自主練習をしているばっかりで、先生らしき人がいない。今日もう一度行ってみると、ピアノの先生がいました。二胡を教えてくれる先生もいるらしい。個人レッスンで、1回1時間の12回コースで1200元。週末可。・・・と言うことで、申し込んできました。

どのくらいのレベル?と聞かれて、回答に詰まりました。若干弾けていたのは、2008年当時。全くの初心者ではないけれど、ブランクがあります。上海に来る前、日本で3ヶ月程度習いに行ったのだけれど、自己流で弾いているうちに変な癖がついたみたいでずっと矯正を受けていました。
・・・”前北京で習っていた時に、良宵は弾いたことがあります。” ”それでは結構レベルが高いですね?良宵は4級レベルの曲です。” ・・・そうなの?”賽馬”とか”二泉映月”とか言ったら、もっとすごいレベルと思われたってことですよね。北京で習っていた先生は、外国人専門に教えていて、楽譜が読めるようになったら、結構早い段階で有名曲を教えてくれていました。かなりの部分やり直さないと、また曲が弾けるようにならないと思う。

レッスンは来週から開始です。楽しみ!”賽馬”をかっこよく弾けるようになりたいデス。
 

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永嘉庭“Fount”で鰻丼

Fountは大衆点評でも星が多く、前から一度行ってみたかった日本食レストランです。チャイナドレス風ワンピースを着て散歩がてら行ってきました。着物での外出はそろそろ暑くなってきたので、お出かけ着はチャイナドレスに変更です。自分では結構高い位置まで入っているスリットが気になるのだけれど、周りは誰も見ていないみたいだし、まぁいいか・・・ってことで。北京にいたときに何枚かワンピースをオーダーメイドしたのですが、身体にピッタリしていて、空腹時はよいとしても、お腹が膨れるとパンパンになります。今日もランチの後がきつかった。

永嘉庭は家からはのんびり歩いて30分ぐらいかかりました。もっと人が大勢居るのかと思ったのですが、とても閑散としています。
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可愛い台所グッズやアロマショップ店があるとのことでしたが、店仕舞いしたのか見つけられず。日本で勉強したという王青さんの画廊がありました。画廊にいた老外が(中国語がペラペラでびっくり!)日本の新聞記事の切抜きを見せてくれましたが、画風は日本で作品を作っていたときからかなり変わっています。人物を描くのは同じかなぁ。
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Fountはオープンスペースもあってとてもおしゃれな雰囲気のお店です。ガラガラかなぁと思って入ったのですが、店内は結構お客が入っています。日本人客と言うよりは、小金持ち風の30代の中国人客が多かったです。
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ランチを注文しました。88元なのですが、選ぶお料理によっては追加料金が取られます。前菜はマスタードムースといろんな野菜の盛り合わせ。とってもきれい。お味も美味しゅうございました。
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スープは鯛のコンソメをいただきました。細い青ネギが一本入っているだけなのですが、シンプルでとっても美味しい。ほっとするお味です。メインに選んだのが鰻丼。この照り具合からして、すごいボリュームです。鰻と大根が並んでいるのですが、さっきのスープと違って、かなり濃い味です。
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横浜に居る時に、鰻にはまり、横浜市内の有名店に行ったり、鎌倉に行ったりしていました。ちょうど着付け教室に通い始めたばかりの頃で、着物を着るとなぜか鰻が食べたくなるのです。鰻丼ではなくうな重でしたが。関西に比べて関東で美味しいものは、お寿司と鰻だと思う。あとはあんまり食べないけどお蕎麦かな。

これにコーヒーとデザートがつきます。すごいボリュームですね。私のチャイナドレスがはちきれんばかりになったのも致し方ありません。この後、マッサージに行ったのですが、オネェサンはあまりにお腹が膨れているのできっとビックリしたと思う。
 

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不吉な・・・

冷蔵庫を開けたら、買ったばかりのチリワインが飛び出てきて割れました。・・・床一面ワインで真っ赤です。うぅ・・・っと思いつつ、気を取り直して片づけ、代わりの中国ワインを買って来ました。暗くなってきたので、部屋のスタンドのスイッチを入れると、パンっという音がして電球が割れました。ヒューズが飛んだみたいで、テレビの画面も消えました。受付に電話して、見に来てくれるようにお願いしたのですが、なかなか来ません。

・・・何かの予兆でしょうか?不吉な・・・。

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外灘27号”羅斯福”で絶景ランチ

外灘にあるルーズベルト大統領家のゆかりのクラッシックビルでランチができるとかで、早速行ってきました。
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外灘27号は和平飯店の北側に少し行ったところにあります。入り口にいるオネェサンに食事をしたいと言うと、クラッシックなエレベーターまで案内され、8階へ。

11時ごろに着いたのですが、どうやら本日の客第一号が私だったみたい。オープンテラスの場所をお願いすると、いきなりこの眺望です。
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今日はすごく快晴なのですが、空気が悪いせいか、なんとなく浦東側のビル群は霞んでいます。河沿いはいつも通り人がいっぱい。
あまりに晴れていて暑いので、ルーフのあるところに陣取りました。もっと外側の方が見晴らしはいいんだけれど、めちゃくちゃ日焼けしそうです。果たしてあの席に座る客がいるのかどうか・・・。
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ビルの上は風も吹いていて日陰は結構涼しいです。こんな可愛いクラッシック扇風機も回っています。
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平日はランチメニューがあるようなのですが、週末はアラカルトでの注文になります。・・・なかなかのお値段。何故か時々日本食メニューがあるのが不思議。スープのところに味噌汁、主食のところに鰻。ちょっとそそられましたが、今日は止めておきます。

シェフお薦めのボストンクラムチャウダースープ。シェフお薦めだけあって、美味しい!結構ボリュームもあります。パンもいろいろ入っていて美味しいのです。
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フォアグラとトリフ入りのリゾット。贅沢ですね。188元。いいお値段です。
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ここちよい風と時々右の方にある税関ビルの時計台から流れている”東方紅”や船の汽笛を聞きながら、新聞片手、ビール片手にフォアグラリゾットをパクパク。・・・極楽、極楽。

お値段的にもここのレストランに来るのはほとんどが外国人かなぁと思ったのですが、意外に中国人客ばかりです。私の右となりには親子3人連れ。きっと金持ち若夫婦なんだろうな・・・。左側にも中国人の6人客。まず招待した側の夫婦2人がやってきて、ウェーターと席のことでひと悶着。日が当たるので、ルーフの下に6人席を作ってもらったのはいいけれど、出入り口にかかるとかで、おばちゃんが怖い顔で思いっきり文句を言っています。”大切な客が来るんだから、どうにかせい!”おじちゃんはうんざり顔。他のウェーターは苦笑い。なんとか席をおばちゃんの言いなりにセッティングしたら、招待されたご夫婦2組がやってきました。なんだかとてもカジュアルな格好。みんな賑やかに大声で注文するもんだから、右側の若夫婦がちら見してます。・・・この田舎者が!って感じかしら。他の1組も中国人の中年カップル。私が出る寸前に、デブの老外のおじさんが一人でブラブラやってきました。・・・夜は歌手の生演奏付きのナイトクラブになるのだとか。そうしたら外人客が多くなるのかなぁ。

9階にもラウンジがあって登れるそうですが、今日はあまりにも暑すぎるので、次回夜にでもゆっくり。
 

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自己紹介:
最近着物に凝っています。上海で着物で過ごすのが今年のテーマです。

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