毎天在上海

数度目の中国勤務になりました。今回は初めての上海です。上海での毎日を思いつくまま。

カテゴリー「エンターティメント」の記事一覧

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2025.01.30 [PR]
2012.09.09 東方明珠の下、歴史陳列館
2012.07.15 二胡教室、その後
2012.07.14 『舟を編む』三浦しをん
2012.06.03 二胡教室探し

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8月末友人が遊びに来ていて、意外と面白いという噂の歴史陳列館へ行ってきました。雨の土曜の朝、観光客は少ないのじゃないかと思っていたのですが、拡声器を持ったガイドに引き連れられた中国人観光客で結構いっぱいです。それにしても、地下で拡声器はやめて欲しい。
地下には土産物屋やら、ちょっとした食べ物屋やらが並んでいるのですが、ちょうど七夕の時期でもあり、願い事を書くボードも置いてありました。世界平和の願い事等もありましたが、大きくなったら〇〇になりたい等の子供らしい願い事が書かれたポストイットが壁いっぱいに貼られていました。こういうところは、日本も中国も同じです。
歴史陳列館は、上海の歴史を元（？忘れました。いずれにしてもかなり昔）から現在までを、蝋人形やらジオラマやら映像やらで表現しています。博物館と言うより、正に”陳列館”です。

蝋人形は妙にリアルなのですが、時々本物の人間がその時代の扮装をして歩いているので、びっくりします。・・・私達は、扮装をして歩いていると思ったのだけれど、もしかしたら、単に地方から観光に来たおじいさんの普段着だったかもしれません。

粉をひいているオネェサンの前には、”全館監視カメラで撮影中。文明的に参観してください”の注意書き。きっと中に入り込んで、アチコチ触りまわるとか、一緒に写真に写るとかが多いのでしょうね。

友達そっくりの人形を発見。”モッチャン！”思わず声を掛けてしまいます。

陳列館はかなりのボリュームで、歴史的な出来事や背景の解説などはほぼゼロなのですが、時代で変化する上海の街並みを見るのは、ホント、意外に面白かったです。
外灘側に渡るのに、”観光トンネル”なるものを使ってみました。友人が持っていたガイドブックには、ＳＦっぽいと書いてあります。

チケットを購入し、妙なイラストが描かれた長いエスカレーターを下っていきます。ちょっとワクワクしつつ、ＳＦっぽいへの疑問が沸々とわいてきます。

地下に到着すると、オネェサンがゴンドラに案内してくれます。うーん、アトラクションですね。残念ながら写真には上手く写りませんでしたが、河の下を通るトンネルが海底っぽい映像やらブルーや赤のライティングがされていたり・・・。何やら巨大人形が三体並んでいるところを通って、終りです。なんだか地方の遊園地で子供だましのアトラクションに乗ったような後味です。世界の大都市である上海の観光トンネルがこの程度だなんて・・・。中国っぽいと言えば、その通りなんだけど。・・・二度と乗らないと思う。

やっぱり上海は観光するところは少ないです。

[1回]

二胡教室、その後

二胡教室に通い始めて約２ヶ月。週一回の個人レッスンがとっても楽しみ。私のストレス解消のひとつになっています。

先生は音大の学生さんらしく、若くて可愛らしいお嬢さんです。アルバイトで教えているのよぉ－感たっぷりで、不必要に厳しくなく、適当に教えてくれているところが、お稽古事で習っている私に合っているのかもしれません。これが級のテストを受ける・・・とかであれば、もっと熱心な先生がいいってことになるのでしょうけれど。

音楽教室は田子坊の入り口にあって、ピアノ、ギター、楊琴等、いろいろ教えています。ビックリするほど狭い場所で、防音効果もなく、２つのレッスンが一緒になると、音が混じってしまいます。通っているのは、ほとんどが小さい子供で、お出迎えにお母さんやってきます。先生はお母さんにどういうレッスンをして宿題は何か等きちんと説明。どこも大変・・・。残念ながら天才少女はまだ会ったことがなく、情操教育の一環で・・・という感じ。時々大人の生徒がピアノを習っています。

４年前に購入した二胡は、もうくだびれてきた感が出てきました。先っちょの飾りがポロっと取れたので、教室で見せると、ピアノの先生がくっつけてくれたのはいいのですが、前後ろ逆だったみたいで、ちょっと変。次にまた取れたときに、付け直さないと。・・・先日は千金が切れてしまい、今は木綿糸で縛っている状態です。一応音は出るのですが、内弦を推弓で弾くと、ぼよんぼよんとした音になります。

今は憧れの”賽馬”をレッスン中。５、６年前、北京で習ったことがある曲なので、なんとなくまだ覚えていて、曲はなんとか一通り弾くことは出来ます。先生が弾きやすい弓法に変えてくれたので、前よりもずいぶん簡単になりました。・・・こんな風に、弾き方を変えてしまってもいいものなんですね。以前は、弓を跳ねさせて、ポッコポッコ馬が跳ねるような音を鳴らすという部分も、普通に弾きます。やっぱり課題は快弓。右手首が固く、また左の薬指が動きにくいので、ビッコをひいたようになります。腕を動かさず、手首を使って弓を動かす練習曲をいただきました。やっぱり練習しないと上達はないよね。

レッスンの帰りは田子坊付近で食事。昨日はイタ飯に行きましたが、残念ながらイマイチでした。美味しいパスタが食べたい。

[0回]

『舟を編む』三浦しをん

先日日本出張で購入した一冊です。本屋大賞っていうことで、本屋に平積みで置いてました。

読みやすい文体で一気読み。『まほろ・・・』と同じくほのぼの感たっぷりの小説です。『まほろ・・・』ほど辛い傷を負っている人物は出ておらず、ちょっと変わっているけれど普通の人が真剣に頑張っているお話でした。辞書づくりの背景も面白かったです。何事もいろんな人たちに支えられることの積み重ねだな・・・とシミジミ。私が今担当しているお仕事もです。

辞書と言えば・・・、中学生になって、いろんな辞書を買い揃えた時、急に大人になったようでうれしかった。小学生の頃に買ってもらった子供用の辞書とはちがって表紙も大人っぽかったし。・・・学生カバンはいろんな辞書でパンパンでした。皮の学生カバンが重かったです。そういえば、古語辞典まで持っていただけれど、あれは一体どこへ行ったかしら。今はもっぱら電子辞書かオンライン。残念ながら辞書を引くという作業をすることは少なくなりました。

それでも私は辞書派かも。どうしても外見から入ってしまう性質なので、新しい仕事を担当するたびに関連書籍を一気買いしてしまいます。環境担当になったときは、中国語の化学物質辞典やら有害物質辞典。ネット関係の仕事をした時は、英語と中国語のネット用語辞書。こっちは時々お世話になっています。

もう亡くなられましたが、学生時代の先生が編纂された辞書があります。中国語の辞書で、初版本を手に入れましたが、もったいなくて（？）、残念ながらほとんど使っていません。用例が豊富で、翻訳をされる方にはよいと聞いています。辞書を編纂されていた時は、さながら松本先生みたいだったのではないかと思います。この辞書には多くの恩師の名前があって、ちょっと自慢です。

もう一度初めから読もうかな。

[0回]

二胡教室探し

マッサージ屋の帰り、時々通る楽器屋筋。タクシーの運ちゃんに聞くと、上海音楽学院があるから周辺に楽器屋が多いのだとか。二胡を教えてくれるところを探して、ウロウロ。

音楽学院では夏期講習生を募集中。ギター・・・。二胡はないみたい。

音楽学院の前には、テーブルの上にＣＤを並べて売っているおじさんがチラホラ。覗いてみると、さすがクラシックや中国民族音楽が多いです。
また、楽器屋さんも楽器メーカーが経営しているらしい大きなところから個人経営の小さなところまでいろいろ。楽器屋さんも音楽教室をやっているのよね。

どちらかというとお店も中国民族音楽よりは西洋楽器の方が多いです。北京は民族楽器も多かったのだけれど、さすが上海は元租界だけあって西洋志向らしい。

北京で2年ほど二胡を習っていたのですが、その時の手に入れた楽器をまた上海に持ってきています。せっかく中国に住むのだからまた習おうと思って持ってきたのですが、仕事の忙しさにかまけてすっかり忘れていました。先日、ふと二胡の存在を思い出し、先生を探し始めた次第。

週末しか通えないし、毎日熱心に練習するわけでもないので、グループレッスンは足をひっぱりそうで避けたいところ。個人レッスン可の優しい先生がいいのよね。北京で最初に習った中国音楽学院の学生の先生はすごく厳しくてすぐに挫折してしまいました。別に音楽家を目指すわけでも、テストを受けるわけでもないので、そのへん理解のある先生がいい。ネットで調べてみると、古北には外国人相手の教室があるようなのだけれど、ちょっと遠い。

実は家の近所の田子坊で音楽教室を見つけたのだけれど、私が教室を見に行った時は、ピアノの生徒が自主練習をしているばっかりで、先生らしき人がいない。今日もう一度行ってみると、ピアノの先生がいました。二胡を教えてくれる先生もいるらしい。個人レッスンで、1回1時間の12回コースで1200元。週末可。・・・と言うことで、申し込んできました。

どのくらいのレベル？と聞かれて、回答に詰まりました。若干弾けていたのは、2008年当時。全くの初心者ではないけれど、ブランクがあります。上海に来る前、日本で3ヶ月程度習いに行ったのだけれど、自己流で弾いているうちに変な癖がついたみたいでずっと矯正を受けていました。
・・・”前北京で習っていた時に、良宵は弾いたことがあります。”　”それでは結構レベルが高いですね？良宵は4級レベルの曲です。”　・・・そうなの？”賽馬”とか”二泉映月”とか言ったら、もっとすごいレベルと思われたってことですよね。北京で習っていた先生は、外国人専門に教えていて、楽譜が読めるようになったら、結構早い段階で有名曲を教えてくれていました。かなりの部分やり直さないと、また曲が弾けるようにならないと思う。

レッスンは来週から開始です。楽しみ！”賽馬”をかっこよく弾けるようになりたいデス。

[2回]